【薬学博士監修】クレンジングは「洗浄力」以外で選ぶべき?肌の潤いを守るクレンジングをご紹介
クレンジング製品を選ぶとき、「洗浄力」だけに目を向けすぎていませんか?顔の汚れを落とすためには、洗浄力は重要です。しかし、クレンジングを洗浄力だけで選んでしまうと、肌の乾燥トラブルを引き起こす可能性があるのです。
この記事では、クレンジングに関する以下の内容をまとめています。
- クレンジングを洗浄力だけで選ばない方がいい理由
- 肌のうるおいを守ることの重要性
- 肌に優しい「洗浄力のあるクレンジング」の見極め方
記事を最後まで読むと、洗浄力と肌への優しさ両方が考慮されているクレンジングを知ることができます。まずは、クレンジングを洗浄力だけで選ばない方がいい理由を見ていきましょう
目次
クレンジングを洗浄力だけで選ばない方がいい理由
クレンジングは、「洗浄力が高いか」というポイントだけで選ばないようにしましょう。理由は、3つあります。
- 肌に必要な潤い膜まで洗い流されてしまうから
- 洗浄力が高い製品は、乾燥肌へ刺激になる可能性があるから
- 強すぎる洗浄剤は肌荒れの原因になる可能性があるから
洗浄力が高いクレンジングは、汚れを早く簡単に落とせるというメリットがあります。しかし、「落とすこと」だけにフォーカスしすぎてしまうと、肌に必要な潤い膜まで洗い流してしまうのです。強い洗浄成分が使われている場合、肌質によっては刺激を受けたり、肌荒れの原因になったりすることもあります。
肌の「うるおい膜」は守って洗う!
クレンジングは洗浄だけではなく、肌のうるおいを守りながら行うことが大切です。
肌表面には、うるおいを保つための膜が存在します。皮膚表面に分泌される汗や皮脂でできた膜が、内部の水分を逃がさないように守っているのです。天然の「乳液」のような働きをしていて、肌に自然なツヤや滑らかさを与えています。
洗浄力が高すぎるクレンジングは、肌のツヤをキープするために必要な「うるおい膜」まで洗い流してしまいます。肌に必要なうるおいは残して洗いあげることが大切です。
肌のうるおいを守る重要性とは?
お肌内部には、健康な状態で約20~30%の水分が存在しています。肌の乾燥は、水分量が減少しているサイン。乾燥状態が続くと、さまざまな肌トラブルが引き起こってしまうのです。
以下は、乾燥が原因で引き起こる肌トラブルの例です。
- 乾燥で小ジワが増える
- 乾燥で皮膚のたるみが目立つ
- 乾燥して肌ぐすみが目立つ
- 肌の代謝が低下する
- 代謝が低下してシミができやすくなる
このように、肌が乾燥するとさまざまなトラブルが引き起こります。乾燥を防ぐためにも、クレンジングは洗浄力だけで選ばないようにしましょう。
では、どのようなクレンジングを選ぶべきなのでしょうか?次の章で説明していきます。
肌に優しい「洗浄力のあるクレンジング」の見極め方
クレンジングは、洗浄力「だけ」で選ぶことはおすすめしません。しかし、美肌を手に入れるためには、クレンジングで汚れをしっかりと落とす必要があります。
クレンジングを選ぶときは、「洗浄力だけではなく、肌への優しさも考慮されているかどうか」を見極めるようにしましょう。見極め方としては、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 乾燥肌用・繊細肌用のクレンジングかどうか
- アルコールフリー・パラベンフリー・香料フリーなどの処方かどうか
- ダブル洗顔が不要かどうか
これらを参考に選ぶと、洗浄力が高くても肌を乾燥させないクレンジングが見つかります。見極め方のポイントについて、さらに詳しく解説していきます。
見極め方① 乾燥肌用・繊細肌用のクレンジングか
クレンジングは、洗浄力が高い「乾燥肌用・繊細肌用」の製品を選びましょう。乾燥肌用として販売されている製品は、肌のうるおいを守りながら洗えるからです。クレンジングに保湿成分が配合されていたり、滑らかで優しい質感だったりと、乾燥肌でも使用できる製品特徴があります。
以下は、保湿効果のある美容成分や質感をまとめた表です。
保湿効果のある美容成分 |
・グリセリン ・温泉水 ・セラミド ・ヒアルロン酸 など |
肌に優しい質感 |
・バームタイプ ・クリームタイプ ・ジェルタイプ など |
クレンジング製品を選ぶときは、上記の美容成分や質感の製品かどうかを考慮してみてください。
見極め方② アルコール・パラベン・香料フリーなどの処方か
クレンジングは、アルコール・パラベン・香料フリーなどの処方を選びましょう。肌質によっては、これらの成分が肌への刺激になる可能性があります。肌が刺激を受けると、内部が損傷を受けたり、うるおいを守るバリア機能を乱すことにも繋がってしまいます。
以下は、肌への刺激になる可能性がある成分をまとめた表です。
(全ての方に当てはまる訳ではありません)
肌への刺激になる可能性がある成分 |
・パラベン ・アルコール ・合成着色料 ・香料 ・鉱物油 ・石油系界面活性剤 など |
洗浄力が高いクレンジングには、上記の成分が配合されている場合があります。購入時は、製品パッケージで「〇〇フリー」といった表記があるかを確認してみてください。
※フリー・・・その成分が配合されていないこと
見極め方③ ダブル洗顔が不要か
クレンジングは、ダブル洗顔が不要の製品を選びましょう。なぜなら「ダブル洗顔不要」の製品は、肌への負担を減らすからです。
ダブル洗顔とは、クレンジング後にもう一度「洗顔」をすることを意味します。洗う回数が多いほど、肌に必要なものまで洗い流されてしまいます。さらに、洗うたびに肌を擦って摩擦が生じるので、肌へ負担もかかります。ダブル洗顔不要の製品を選べば、摩擦や洗いすぎなどの肌負担を減らせるのです。
このようにクレンジングは、洗浄力だけで選ぶのではなく、肌への優しさで選ぶことが重要です。次の章では、洗浄力と肌への優しさを考慮したおすすめのクレンジングをご紹介します。
クレンジングは洗浄力と肌への優しさで選ぶ
クレンジングは、洗浄力と肌への優しい使い心地を考慮した製品を選びましょう。クレンジング専門ブランドの「RIMEDO(リメド)」は、乾燥肌におすすめできるラインナップが揃っています。
「RIMEDO(リメド)」で取り扱っているクレンジングは全部で3種類、以下は全てに共通する製品特徴です。
- 洗浄力が高くダブル洗顔不要
- 温泉水やグリセリンなどの高保湿成分が配合
- アラントインやパンテノールなどの肌荒れ防止成分が配合
- 肌への優しさを考慮した、独自のハイブリッド型乳化を応用した日本初の処方
「RIMEDO(リメド)」のクレンジングは、高い洗浄力だけではなく乾燥肌やデリケートな肌状態に特化して考えられているのが特徴。パラベンやアルコールなど、肌への刺激になる可能性がある成分は使われていません。保湿成分として、温泉水や植物由来のエキスも使用されています。さらに、本来医薬部外品に使用され、肌荒れ防止に有効とされる成分アラントインやパンテノールもたっぷり配合されています。
「RIMEDO(リメド)」のクレンジングラインナップは、こちらから詳しくご覧頂けます。ぜひチェックしてみてください。
自分に合うクレンジング選びをしよう
クレンジングは、毎日必ず行うスキンケアです。肌への優しい使い心地や、配合されている美容成分にこだわって選ぶことをおすすめします。正しいお手入れを続けて、未来の美肌を育てましょう。
監修者
薬学博士・杜 垚
東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。
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