【薬学博士監修】季節の変わり目に出る痒みや湿疹!対処法とお手入れ方法を解説します

季節の変わり目は、体調を崩したり、疲れが顔に出たりしやすいものです。さらにこの時期は、肌に痒みや湿疹が出るケースも。もしかしたら、肌が一時的にデリケートになっていて、外部からの刺激に反応しやすくなっているのかもしれません。


季節の変わり目の湿疹や肌トラブルをケアするためには、「洗顔と保湿」が重要です。この記事では、季節の変わり目に出やすい湿疹や肌トラブルの対処法をご紹介します。正しいお手入れ方法までまとめているので、最後までじっくりと読んでみてください。

 

目次


    季節の変わり目に出る?湿疹の対処法とお手入れ方法

    季節の変わり目に出る?湿疹の対処法とお手入れ方法

     

    季節の変わり目に出る湿疹の対処方法とお手入れ方法を知る前に、なぜ、この時期は肌がデリケートになりやすいのかを知っておきましょう。簡単に解説していきます。


    季節の変わり目は「ゆらぎ肌」になりやすい

    季節の変わり目は「ゆらぎ肌」になりやすい

     

    季節の変わり目には、湿疹や肌トラブルを感じる方が多くなる傾向です。花粉による皮膚疾患などが原因の場合もありますが、それだけではありません。季節の変わり目のデリケートな肌状態は「ゆらぎ肌」とも呼ばれ、誰にでも起こりうる症状なのです。


    季節の変わり目といえば、気温が急激に変わる時期。さらに、入社に入学、引越し、転勤など、過ごす環境がガラッと変わる場合もあります。そのような環境の変化と気温の変化で、体には知らず知らずにストレスが溜まる時期です。ストレスは、肌本来の機能を乱すことに繋がり、結果として湿疹や肌荒れを引き起こしやすいのです。


    対処法!湿疹などの皮膚疾患は専門医に相談をする

    対処法!湿疹などの皮膚疾患は専門医に相談をする

     

    湿疹などの症状は、皮膚の病気である可能性があります。花粉皮膚炎やアトピー性皮膚炎などは、季節の変わり目になると悪化しやすい病気の一つ。


    この記事では、季節の変わり目に起きやすい肌トラブル(軽い一時的な湿疹)などの対処法を中心に解説していきます。かゆみを伴う湿疹などが慢性的に繰り返される場合は、自分でケアを始める前に専門医に相談をしましょう。


    次の章では、季節の変わり目に大切なお手入れである「洗顔と保湿」について説明していきます。



    季節の変わり目に大切なお手入れは「洗顔と保湿」

    季節の変わり目に大切なお手入れは「洗顔と保湿」

     

    季節の変わり目に起こる湿疹や肌トラブルには、洗顔と保湿を丁寧にする方法をおすすめします。なぜなら、湿疹や肌トラブルの原因は、過剰に分泌される皮脂や、季節の変化による乾燥が原因の可能性があるからです。


    さっそく、正しいお手入れ方法を解説していきます。季節の変わり目の正しいケア方法を知って、今日から取り入れてみてください。まずは、洗顔方法から見ていきましょう。


    季節の変わり目のお手入れ: 洗顔

    季節の変わり目のお手入れ-洗顔

     

    季節の変わり目は、花粉などの汚れをしっかりと洗うように心がけましょう。花粉が付着したままの肌では、アレルギーを起こすことに繋がり、湿疹が出る場合もあります。


    特に春は、気温が上がるため、皮脂腺が活発になり始める時期です。そのため、皮脂が詰まりやすく、ニキビや黒ずみトラブルも起きやすいのが特徴です。しかしながら、季節の変わり目は「ゆらぎ肌」となる場合が多く、肌状態はデリケート。


    汚れを落とす洗浄力を考慮しつつも、肌へのやさしい使い心地のアイテムを選ぶことが重要です。植物系やアミノ酸系の洗浄剤を使用したり、肌と同じ弱酸性の洗浄剤を選んだりするのがおすすめです。


    秋は、空気が乾燥するのが特徴。そのため、肌がカサつきやすく乾燥肌に偏ります。保湿成分が配合されている洗顔料を選んだり、バームやミルクタイプの濃厚なアイテムで汚れを落とすようにしましょう。


    次は、洗顔方法の手順を見ていきましょう。


    正しい洗顔【手順】

    手順1 - お湯の温度は30~32度前後

    洗顔を始める前に、顔を洗うときに使用するお湯の温度を設定しておきましょう。熱すぎるお湯は、肌への刺激になりやすいです。反対に、冷たすぎるお水は、汚れがしっかりと洗い流せません。お湯の温度は、少しぬるいと感じる30~32度前後が適温です。また、洗顔時にシャワーを直接顔に当てるのは止めましょう。水圧によっては、肌への刺激になる可能性があります。


    手順2 - 洗浄剤はたっぷりと使って摩擦を軽減する

    洗浄剤は、たっぷりと使って洗います。洗浄剤の量が少ないと、洗うときに摩擦が生じます。洗浄剤は、肌と指のクッションのような役割があります。たっぷり量を使って洗うようにしてください。泡立つタイプは、泡立てネットなどを利用すると、濃密な泡が簡単に作れます。


    手順3 - 丁寧に洗う

    洗浄剤を顔全体に馴染ませたら、指の腹を使って細かい部分を洗います。特に、顔の凹凸部分には汚れが溜まりやすいです。小鼻横やフェイスライン、眉の部分などは丁寧に馴染ませてください。強く擦らずに、やさしいタッチで行います。


    手順4 - よくすすぐ

    汚れを丁寧に馴染ませたら、しっかりとすすいでいきます。じつは、洗浄剤を馴染ませるよりも「すすぎ」は重要です。洗浄剤では、汚れを肌表面に浮かせている状態。ぬるま湯を使って、浮いた汚れをしっかりと洗い流します。洗浄剤を馴染ませていた時間の2倍ほどの時間をかけて、すすぎましょう。例えば、30秒ほど洗浄剤を馴染ませていたとしたら、1分以上はすすぎの時間に当ててください。


    手順5 - やさしく水気を抑える

    洗顔後は、タオルでやさしく水気を抑えます。擦らずに顔にタオルを押し当てるようにして水気を取りましょう。タオルの素材は堅すぎるものは避けて、あたりの柔らかい質感にするのがおすすめです。


    次は、季節の変わり目の正しい保湿ケアについて見ていきましょう。


    季節の変わり目のお手入れ: 保湿ケア

    季節の変わり目のお手入れ-保湿ケア

     

    季節の変わり目は、急激な気温の変化が起きる時期です。そのため、肌機能も乱れやすく、湿疹や肌トラブルが起きやすくなります。特に、季節の変わり目は、肌のバリア機能のサポートに繋がる保湿ケアが重要。肌質に合わせた製品を使って保湿をすることは、肌の保護にも繋がります。


    「季節の変わり目」といえば春と秋。それぞれの保湿ケアのポイントもご紹介しながら、手順を説明していきます。


    保湿ケア【手順】

    保湿ケアは、浸透を意識して行うのがポイントです。特に春は、皮脂が出やすくなる季節のため、過剰に油分を与えてしまうと、ニキビやテカリの原因になります。うるおいを表面に残すよりも、角質層に届けるような気持ちで行っていきましょう。春は、うるおい成分が入っている美容液や、軽めの乳液、ジェルタイプのクリームなどがおすすめです。


    反対に、秋は乾燥が進行しやすい季節。顔全体にスキンケアをしたあとに、乾燥しやすい部分には重ね付けをするのがポイントです。秋は、濃厚なテクスチャーの美容液や乳液、クリームやバームの保湿剤を使うようにしてみてください。


    手順1 - 洗顔後に素早く行う

    洗顔は済ませておき、清潔なお肌でお手入れを始めます。洗顔後は肌の水分蒸発が進みやすいので、1秒でも早くスキンケアを始めましょう。


    手順2 - 化粧水からスタート

    まずは、肌に水分を与える化粧水から使用します。季節の変わり目の肌はデリケート。湿疹やトラブルが出ている場合もあるので、コットンよりも手でつける方法をおすすめします。乾いたコットンによる肌への摩擦を防げます。両手のひらに化粧水を出したら、顔を洗うようなイメージで全体にやさしく馴染ませます。最後は、浸透をサポートするようにハンドプレスをしましょう。


    手順3 - 肌に合わせた保湿剤を使う

    化粧水のあとは、悩みや肌質に合わせて保湿剤を使用していきます。美容液や乳液、クリームなどを重ねましょう。


    それぞれ、使用前に一度手のひらに出して馴染ませるのがポイント。両手を軽く合わせて、数秒間温めるようなイメージです。肌への馴染みがよくなるので、浸透サポートに繋がります。顔全体に塗ったあと、必要な部分には重ね塗りをしておきます。


    手順4 - ハンドプレスで浸透をサポート

    最後は、もう一度ハンドプレスで肌を包み込みます。保湿成分をしっかりと浸透させて、ベタつきが残らないようにしましょう。特に、秋のお肌は乾燥しやすいという特徴があります。目元口元には、クリームなどの重ね付けをしておくと安心です。



    季節の変わり目は肌を清潔にしておく!

    季節の変わり目は肌を清潔にしておく

     

    今回は、季節の変わり目に多い湿疹や肌トラブルについて解説していきました。季節の変わり目は、肌が一時的にデリケートになることがあります。肌に変化を感じたら、いつものケアを見直してみるとよいかもしれませんね。正しいお手入れ方法を取り入れて、環境に負けない輝くお肌を育てていきましょう。


    監修者:東京大学 薬学博士 杜 垚

    監修者

    薬学博士・杜 垚

    東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
    東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
    大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
    2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。

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