【薬学博士監修】「レモン白湯」の効果とは?話題の美肌パワーと作り方を紹介

美容に敏感な芸能人や、海外セレブが愛用していることで話題になっているのが「レモン白湯」です。白湯とレモンは、それぞれに優れた健康パワーがあることで知られていますが、組み合わせることで相乗効果が期待できます。

今回は、レモン白湯の美肌パワーについて詳しくまとめました。気になる効果や、作り方についてもご紹介しているので、これからとり入れてみたい人も必見です。

 

目次

  • レモン白湯の効果とは
    • 体の中から温めて腸内環境を整えてくれる
    • 肌の状態を整えてくれる
    • 体内の循環を整えてくれる
    • 気分をリフレッシュさせてくれる

 

 


レモン白湯の効果とは

レモン白湯の効果とは


「レモン」と「白湯」はどちらも体に良いといわれていますが、レモン白湯にはどのようなパワーが秘められているのでしょうか。海外セレブや芸能人も注目している、レモン白湯の気になる効果について見ていきましょう。


体の中から温めて腸内環境を整えてくれる

体の中から温めて腸内環境を整えてくれる


レモン白湯は胃腸を温めてくれるので、体内の血流を良くし巡りを整えてくれます。特に胃腸が温まると、腸の動きが活発に促され余分な水分や老廃物の排出も促されやすくなります。腸内環境が整いやすくなるので、お通じに悩んでいる人や飲み会の翌日・偏った食生活が続いている時にもおすすめです。


肌の状態を整えてくれる

肌の状態を整えてくれる


レモンにはビタミンCや、ポリフェノールの一種「エリオシトリン」など美容に欠かせない成分がたくさん含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成を促し肌にハリを与えてくれる成分です。ポリフェノールは抗酸化作用に優れているので、紫外線のダメージが気になる時や年齢肌のケアにもぴったりです。


その中でもビタミンCは、体内で作り出すことができない水溶性のビタミンなので、食事や飲料で補う必要があり、不足しやすい栄養素と言われています。野菜や果物に多く含まれているビタミンCですが、食生活が偏りがちだとなかなか効率良く摂取するのは難しいものです。


レモン白湯は輪切りにしたレモン、もしくはレモン果汁を使用するので、不足しやすいビタミンCはもちろん、クエン酸・ポリフェノールも効率的に摂取できます。野菜や果物を毎日食事で小まめにとるのは難しい時にもおすすめです。


体内の循環を整えてくれる

体内の循環を整えてくれる


レモン白湯は温かい状態で飲むのがポイントです。胃腸がじんわりと温まり体内の巡りが良くなることで、血流に乗って指や足先・肌の毛細血管まで栄養が行き渡りやすくなります。


さらにレモンにはカリウムが含まれているので、体内に溜まった余分な水分や老廃物の排出を促してくれます。アルコールを飲み過ぎてしまった翌朝や、塩分が多い偏った食生活が続いている時にサッと1杯飲んでみるのも良いでしょう。


気分をリフレッシュさせてくれる

気分をリフレッシュさせてくれる


レモンには、気分をリラックスして穏やかに整えてくれる「リモネン」という成分が含まれています。レモン白湯はレモンの爽やかな香りで気分をリフレッシュしたい時はもちろん、高ぶった気持ちが落ち着かせてすっきりとした冷静な気分になりたい時にもおすすめです。

 

レモン白湯の作り方

レモン白湯の作り方


レモン白湯は材料さえあれば、身近にあるものだけで手軽に作ることができます。材料はレモン1個、200mlの水、お湯を沸かすための道具などがあればOKです。

 

  1. やかんや鍋に水を入れて沸騰させる
  2. ボコボコと沸騰した状態で10分待つ
  3. 火を止めて粗熱をとる
  4. カップに白湯を注いで、輪切りにしたレモンを浮かべる

丸ごとのレモンが手に入りにくい時は、レモン果汁を数滴加えて作ることもできます。レモン果汁は砂糖入りのシロップではなく、レモン果汁を100%配合したものを選んでみてください。


レモン白湯自体には甘さがないので、慣れるまでは飲みにくいと感じる人もいるかもしれません。その場合はごく少量のはちみつや、生姜・シナモンなどのスパイスを加えると、味にアクセントが出て飲みやすくなります。


毎日続ける上で、「レモン白湯は飲み飽きた」と感じた時にもおすすめのアレンジです。自分好みのアレンジを加えて、味や香りをプラスすると日課として続けやすくなります。

 


レモン白湯を飲む効果的なタイミングは?

レモン白湯を飲む効果的なタイミングは?


美肌ケアにおすすめのレモン白湯ですが、せっかく飲むなら効果的なタイミングで取り入れたいものです。毎日のように定期的に飲み続けることも大切ですが、効果的な飲むタイミングもチェックしてみましょう。


起床後がベスト

起床後がベスト


レモン白湯は胃腸を温めて、血行や体内の巡りを良くしてくれるので、朝起きた後に飲むのがベストタイミングです。特に寝起きの体はまだ体温が低く、昼間のように体がはっきりと目覚めていないので、眠く感じてしまう人も多いでしょう。


レモンの特有の爽やかな香りと、白湯の心地よいやわらかな口当たりの温かさが体内から心地よく気分をリフレッシュしてくれます。「目覚めが悪くて頭が働かない」「朝の時間を気分良く過ごしたい」という時も、おすすめの飲み物です。


夜寝る前のリラックスタイムにも

夜寝る前のリラックスタイムにも


レモン白湯は糖分が入っていないので、就寝前にホッと一息つきたい時にも飲みやすいです。さっぱりとしたレモンの香りが高ぶった気持ちをリラックスさせて、ゆったりと心地の良い睡眠に導いてくれます。


さらにレモン白湯はさっぱりとした口当たりなので、口の中もリフレッシュさせてくれます。ダイエット中で口寂しくなりやすい時や、就寝前に何か食べたくなってしまった時にもぴったりです。ゆっくりと時間をかけて飲むと、胃腸がじんわりと温まり、空腹感を満たしてくれるような気分にさせてくれます。


1日2杯を目安に

1日2杯を目安に


魅力的な美肌パワーをもつレモン白湯ですが、レモンに含まれるクエン酸は腸の動きを刺激しやすいので水代わりに1日に何杯も飲むのは避けた方が良いでしょう。


レモン白湯は1日にカップ2杯分を目安にするのがポイントです。毎日続けるのが美肌パワーを取り入れるコツですが、胃腸が弱っている時やあまり食欲がない時は、白湯にレモンは入れずに白湯だけを飲んでみましょう。体調が良い時にレモン白湯を再開してみてください。

 


効率良くレモン白湯をとりいれて体内から美肌ケアを始めてみよう

レモン白湯は体の中から巡りを良くしてくれるので、血色感のあるイキイキとした美肌を目指したい時におすすめの飲み物です。特に起床後にすっきりとした気分で過ごしたい時や、便秘にお悩みの人にも向いています。

作り方も簡単で、レモンやお湯を沸かす道具さえあればすぐにレモン白湯が作れるのも魅力です。胃腸を刺激しやすいので1日の飲量に注意しながら、レモン白湯で日々の生活にとりいれてみてはいかがでしょうか。


監修者:東京大学 薬学博士 杜 垚

監修者

薬学博士・杜 垚

東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。

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