【薬学博士監修】角質ケアの方法をアイテム別に紹介!さらに注意点も解説

角質ケアを正しく行えば、肌のくすみやザラツキを改善することができます。


角質には肌表面を守るバリアとしての役割がありますが、古くなってもはがれずに留まることでさまざまな肌トラブルを招くのです。


この記事では角質ケアの方法をアイテム別紹介し、さらに注意点も解説します。

正しい角質ケアでクリアな美肌を手に入れましょう。

 

目次

  • 角質ケアの注意点
    • 絶対に顔をこすらない
    • スクラブやピーリングは使いすぎない
    • ケア後は必ず保湿する

     

    そもそも角質とは?

    そもそも角質とは

     

    そもそも角質とはどういうものなのか、ご存じでしょうか?

    角質とは皮膚表面の角質層を構成する細胞のことで、角質細胞が重なった層を「角質層」と呼びます。


    肌は水分を含んだ角質層に覆われることで、外部の刺激から守られているのです。


    肌の構造と角質のメカニズム

    肌の構造と角質のメカニズム

    上の画像は、肌の構造を表したものです。

    最も真皮にあるのが基底層で、肌表面には角質層があることがわかります。


    皮膚細胞が生まれ変わる周期は、約28日です。

    新しい細胞が肌表面に上がってきて古くなった角質がはがれ落ちていく代謝システムを、肌のターンオーバーと呼びます。


    ところが、肌のターンオーバーが乱れて古い角質が正常にはがれ落ちなくなると皮膚が分厚くなり、くすみやザラツキ、乾燥、角栓などの原因になるのです。


    ターンオーバーが乱れる原因は?

    ターンオーバーが乱れる原因は?

    「肌のターンオーバーが乱れると角質が溜まるのはわかったけど、ターンオーバーはどんな原因でおこるの?」と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。


    下は、ターンオーバーが乱れる主な原因です。

    • 加齢
    • ストレス
    • 睡眠不足
    • 紫外線
    • 間違ったスキンケア
    • 糖質や脂質の摂りすぎ

    加齢によって代謝が下がると、新しく生まれる細胞の数が減少すると共に皮膚表面まで押し上げる力が弱まるため、ターンオーバーの乱れにつながります。


    また、ストレスや睡眠不足は免疫力の低下を招き、ターンオーバーを乱す原因に。


    さらに、紫外線や間違ったスキンケア、糖質や脂質の過剰摂取など、日常の中にもターンオーバーを乱す原因は多くあるといえるでしょう。


    角質が溜まらないように予防し、また、溜まってしまった角質をケアするにはどのような方法があるのか、次章で解説します。


    自宅でできる角質ケアの方法

    自宅でできる角質ケアの方法

    では、自宅でできる角質ケアの方法を、アイテム別に紹介していきましょう。

    それぞれのアイテムの特徴やどんな人に向いているのかもお話しするので、参考にしてくださいね。


    角質ケア成分配合のクレンジング

    角質ケア成分配合のクレンジング

    クレンジングを使って角質をケアする場合は「角質ケア成分」の配合されたものを選びましょう。


    リメドのクレンジング商品なら、角質ケア成分が配合されているので、メイクをすっきりと落としながら角質を優しくケアすることが可能。

    毎日使用してももちろん大丈夫です。また、どんな肌質の方にもお使いいただけます。


    さらに、フェイシャルパックとして使用すれば、保湿と毛穴ケアを集中的におこなえます。

     

    リメドのクレンジング商品


    拭き取り化粧水

    拭き取り化粧水

    拭き取りタイプの化粧水は、コットンに液を含ませて拭き取ることで古い角質を取り除きます。


    手軽にケアできるため人気の高い方法ですが、コットンで多少なりとも摩擦が起きるので、肌の調子が良くない人や敏感肌の人にはおすすめできません。


    化粧水をたっぷり含ませたコットンをしばらく肌に乗せてから優しく拭き取ると、肌への負担を軽減できるでしょう。


    洗顔パウダー

    洗顔パウダー

    酵素の入った洗顔パウダーで古い角質を落とすことができます。肌のくすみが気になるときや黒ずみケアに効果的。

    使用時はしっかりと泡立てるのがポイントです。


    使用頻度は、普通肌の方なら週に1~2回程度。

    敏感肌の方は1~2週間に1回程度を目安に、少ない回数から試してみるようにしましょう。


    スクラブ

    スクラブ

    スクラブは「肌がごわついている」「ザラツキが気になる」といった場合に単発で使用しましょう。


    敏感肌や乾燥肌の方には刺激が強すぎて、かえって肌の状態が悪化する場合もあるため、おすすめできません。


    使用時は、しっかりと泡立てて力を入れずになでるように洗うのがコツです。

    まずTゾーンから洗って、顎周り、目元、口元の順に優しく洗いましょう。


    柔軟美容液

    柔軟美容液

    柔軟美容液は、毎日化粧水前に使用することで、柔らかい肌を維持する効果が期待できます。

    硬くなってしまった肌をケアするというよりも、予防の意味で使うものだといえるでしょう。


    基本的に、どんな肌質の人でも使って問題ありません。

    毎日ケアして肌を柔軟に保ちたい人におすすめです。


    角質ケアの注意点

    角質ケアの注意点

    最後に、角質ケアの注意点をお話しします。

    角質ケアを行う際は、以下の3点に注意しましょう。


    絶対に顔をこすらない

    絶対に顔をこすらない

    どんな方法で角質ケアする場合も、大切なのは肌を絶対にこすらないことです。

    マッサージや拭き取りをする際は、力を入れすぎないように注意しましょう。

    洗顔スクラブを使用する場合は、泡を肌の上で転がすくらいの感覚で洗ってくださいね。


    スクラブやピーリングは使いすぎない

    スクラブやピーリングは使いすぎない

    スクラブやピーリングの使いすぎは禁物です。

    「1回使ったらすっきりしたので、毎日使いたい」という方がいらっしゃいますが、もちろんNG。


    角質は落としすぎるとバリア機能が低下して、肌トラブルを招きます。

    スクラブやピーリングは週に1~2回の使用を目安に、肌の状態を見ながら調整しましょう。


    ケア後は必ず保湿する

    ケア後は必ず保湿する

    角質ケアは、単に角質を落とすだけではありません。

    「角質除去+毎日の保湿ケア」を行って初めて、肌を良い状態にキープできるのです。


    角質を落とした後は、たっぷりの化粧水と乳液やクリームで保湿してくださいね。

     

     

    角質ケアで理想の美肌を目指しましょう!

    角質ケアで理想の美肌を目指しましょう!

    この記事では、角質をケアするためのさまざまな方法や注意点を解説しました。


    肌のくすみやごわつきが気になった場合は、ぜひ今回紹介した方法から、あなたの肌質に合ったものを試してみてください。


    ただし、力の入れすぎやスクラブなどの使いすぎにはくれぐれも注意してくださいね。


    さらに、睡眠不足や栄養バランスなどに気を付けて、理想の美肌を目指しましょう!


    監修者:東京大学 薬学博士 杜 垚

    監修者

    薬学博士・杜 垚

    東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
    東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
    大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
    2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。

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