【薬学博士監修】口周りの乾燥に悩む人は必見!原因と対策を知ってしっかりケア
口周りの皮膚が乾燥して悩んでいる人は多いですね。
ちゃんとスキンケアしているのに、なぜか口周りだけがカサカサとしてくる…
人によっては、乾燥から粉を吹いたようになる人もいるようです。
口周りの皮膚が乾燥しやすい原因と対策を知ることで、しっかりとケアしていきましょう。
目次
- 口周りが乾燥しやすい原因とは
- (1)摩擦が多い
- (2)動きが多い
- (3)汚れやすい
- (4)皮膚が薄い
- (5)皮脂分泌が少ない
- (6)保湿不足になりがち
- 口周りの乾燥対策ケア5つのポイント
- ポイント1.保湿効果の高いスキンケアを使う
- ポイント2.口周りをコットンパックでケア
- ポイント3.クレンジングや洗顔による摩擦に注意
- ポイント4.必ず日焼け止めを使用する
- 口周りの乾燥を防ぐ生活習慣
- (1)栄養バランスの整った食事
- (2)質の良い十分な睡眠を取る
- (3)部屋の湿度は60%以上を保つ
口周りが乾燥しやすい原因とは
まずは、なぜ口周りが特に乾燥しやすいのかお話ししていきます。
原因は以下の6つです。
(1)摩擦が多い
口周りが乾燥しやすい原因の第一に、摩擦の多さが挙げられます。
その理由は、顔の中で最もよく動かして使う部分だからです。
「食後に拭く」「リップを塗る」「鼻をかむ際にティッシュがこすれる」「歯を磨く」など、顔がこすれる原因は数えあげるといくらでもありそうですね。
さらに、最近は減ってきたものの、場所や職業によってはまだまだマスクを着用する機会があります。
マスクが乾燥や肌荒れの原因になっている方も多いでしょう。
摩擦の多さは、口周りの皮膚が乾燥しやすい大きな原因だといえます。
(2)動きが多い
また、「しゃべる」「物を食べる」「咳やクシャミをする」など、動きが多いことも口周りが乾燥しやすい原因となっています。
皮膚が引っ張られたりゆるんだりと激しく動くことが刺激になり、乾燥へとつながるからです。
口の筋肉の動きに連動して動くため、口周りの皮膚に負担がかかって乾燥しやすいといえるでしょう。
(3)汚れやすい
口周りは、顔の他の部位に比べて汚れやすいことも乾燥の原因です。
「花粉やホコリ」「食べ物・飲み物」「歯磨き粉」などの付着が刺激になり、乾燥を招いてしまいます。
また、凸凹が多くメイクの残りやすい箇所でもあります。
「メイク汚れ」も肌の乾燥を、招く一因になっているといえます。
(4)皮膚が薄い
口周りは目元の皮膚と同じくらい薄いため摩擦に弱く、乾燥しやすい部位です。
なぜ皮膚が薄いと乾燥しやすいかというと、水分をたっぷり保持することができないからです。
水分が少ないとバリア機能が弱いため、乾燥しやすいといえるでしょう。
(5)皮脂分泌が少ない
口周りは皮脂腺が少なく皮脂を十分に分泌できないことも、乾燥を招きやすい原因です。
皮脂には皮膚の表面を薄く覆って、乾燥を防ぐ役割があります。
皮脂が少ないと口周りの皮膚から水分が蒸発しやすく、乾燥の原因になってしまうのです。
(6)保湿不足になりがち
口周りの皮膚は凹凸が多いため、化粧水やクリーム、乳液などのスキンケアがムラになり、十分に塗れていない箇所から乾燥しやすくなります。
また、飲食の際に肌にのっていた乳液やクリームなどがはがれてしまうこともあるでしょう。
それらの影響で、口周りは保湿不足になって乾燥しやすいといえます。
口周りの乾燥対策ケア5つのポイント
前章では、口周りが乾燥しやすい原因についてお話してきました。
では、乾燥対策としてはどんなケアをすればよいのでしょう。
ケアのポイントは以下の5つになります。
ポイント1.保湿効果の高いスキンケアを使う
口周りの乾燥には、保湿効果の高いスキンケアがおすすめです。
ニキビが出やすいからと、さっぱり系の化粧水や乳液を使うのはNG。
口周りにできる大人ニキビの原因は、乾燥にあるからです。
保湿効果の高いスキンケアでうるおいをキープしましょう。
ポイント2.口周りをコットンパックでケア
コットンパックによるケアも、口周りの乾燥対策に効果的です。
方法は、コットンに化粧水をたっぷり含ませて、口周りに3分ほどのせるだけ。
特別なものは一切必要なく、誰でも簡単にできる保湿ケアです。
ケア後は乳液やクリームで乾燥を防いでくださいね。
ポイント3.クレンジングや洗顔による摩擦に注意
口周りの乾燥対策として、クレンジングや洗顔による摩擦に注意することも大切です。
摩擦による刺激は肌に負担をかけ、乾燥の原因になります。
クレンジングには保湿効果の高いクレンジングバームがおすすめ。
RIMEDOのウォータリークレンジングバームなら美容液のようにとろけるのでこする必要がなく、さらにパック機能もあるので、大きな保湿効果が期待できます。
また、洗顔剤は肌に直接手がふれないほどたっぷり泡立てることがポイント。
肌をこすらないように手早く洗い、洗顔後は体温程度のぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。
ポイント4.必ず日焼け止めを使用する
夏場以外はつい忘れてしまいがちですが、日焼け止めを必ず使用することも口周りの乾燥を防ぐポイントです。
紫外線による刺激は肌表面のバリア機能を低下させるため、乾燥の原因なります。
冬や天気の悪い日でも紫外線は降り注いでいます。
必ず日焼け止めを使って、紫外線対策を欠かさないことが大切です。
口周りの乾燥を防ぐ生活習慣
口周りの乾燥対策として、体の内側からのケアも重要です。
普段の生活習慣では、以下の3点に注意しましょう。
(1)栄養バランスの整った食事
口周りの乾燥を防ぐには、食生活も改善が必要です。
タンパク質やビタミンは肌の代謝を促進し、ターンオーバーを整えて乾燥を防いでくれます。
また、繊維質をたっぷり摂ることで、肌荒れの原因になる便秘を改善する効果も期待できるでしょう。
(2)質の良い十分な睡眠を取る
質の良い十分な睡眠は、口周りの乾燥を防ぐために重要です。
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが多く分泌されるのは、眠り始めの深い睡眠状態にある時。
ゆっくりと湯船につかったり入浴後に軽いストレッチをおこなったりするのも、質の良い睡眠に効果的ですよ。
(3)部屋の湿度は60%以上を保つ
部屋の湿度を60%以上に保つことは、口周りの乾燥対策として大切です。
冬場は暖房器具の影響もあり、部屋の湿度が低下しがち。
加湿器を使うのも効果的ですね。
いつも過ごす部屋では湿度計を身近において、乾燥していないか常にチェックするようにしましょう。
乾燥しやすい口周りには十分なうるおいをキープしましょう
皮膚が薄い上に皮脂分泌が少なく、摩擦などの刺激も多い口周りは非常に乾燥しやすい部位です。
大切なのは外部からの刺激をできる限り防ぐことと、徹底した保湿。
口周りが乾燥しているなと思ったら、まずは洗顔やクレンジングなどのスキンケアを見直すことが大切です。
口周りの乾燥に十分なケアをおこなって、スベスベの素肌を手に入れましょう。
監修者
薬学博士・杜 垚
東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。
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