【薬学博士監修】鼻の黒ずみがどうしても取れない!原因と対処法を知って毛穴レス肌に
「鼻の黒ずみがどうしても取れない」鏡を見るたびに気になっている方は多いでしょう。
鼻は顔の中央にあるため鏡を見ると最も目立つので、よけいに気になりますよね。
この記事では鼻の黒ずみができる原因や対処法を詳しく解説しています。
だれにでも簡単にできて効果的な対処法なので、鼻の黒ずみにお悩みの方はぜひ参考にしてください。
目次
- 鼻の黒ずみの主な原因は2つ
- 原因(1)角栓によって毛穴が詰まっている
- 原因(2)メラニン色素が沈着している
- 鼻の黒ずみを取る簡単な方法
- 蒸しタオルで肌を温める
- ラップとワセリンやベビーオイルで簡単パック
- クレンジングを使って角栓ケア
- コットンパックでたっぷり保湿
- 重曹パックで詰まりを除去
- 鼻の黒ずみを取る際の注意点
- 絶対に押し出さない
- 肌をこすらない
- はがすタイプの毛穴パックは使わない
鼻の黒ずみの主な原因は2つ
どうしても取れない鼻の黒ずみは、何が原因でできるのでしょうか。
主な原因は以下の2つです。
原因(1)角栓によって毛穴が詰まっている
鼻の黒ずみができる原因として最も多いのは「角栓」です。
角栓とは何かを簡単に説明しましょう。
健康な肌は約28日周期で古い角質がはがれ落ちます。
ところが、ターンオーバー(代謝)の乱れから古い角質が残って皮脂と混ざりあうことで黒くなり、毛穴を塞いだものが「角栓」です。
鼻は特に皮脂が多い部位なので「角栓」ができやすいといえます。
原因(2)メラニン色素が沈着している
メラニン色素の沈着によって鼻が黒ずんでいる場合もあります。
紫外線の影響で毛穴にメラニン色素が過剰分泌されて、沈着してしまうのです。
角栓になっていないのに鼻の黒ずみがある場合、色素沈着が原因になっていることが多いでしょう。
鼻の黒ずみを取る簡単な方法
次に、鼻の黒ずみを取る簡単な方法を紹介します。
いずれも身近なものでできるので、ぜひ試してみてくださいね。
蒸しタオルで肌を温める
蒸しタオルで肌を温めるのは、鼻の黒ずみ改善に効果的です。
肌を温めることで血行が良くなってターンオーバーが促進され、毛穴が開いて角栓による詰まりが取れやすくなるからです。
また、メラニン色素や皮脂汚れも落ちやすくなるので、おすすめですよ。
蒸しタオルは以下の手順で簡単に作れます。
- タオルを水で濡らして軽く絞る
- タオルをラップで包む
- 電子レンジに入れて500Wで30秒~1分ほど過熱する
電子レンジからタオルを取り出したら、熱さを確認してから使用してくださいね。
ラップとワセリンやベビーオイルで簡単パック
ラップとワセリンまたはラップとベビーオイルを使ってできる簡単パックも、鼻の黒ずみを取る効果が期待できます。
ワセリンやベビーオイルには保湿効果や皮脂を柔らかくする作用があり、毛穴に溜まった皮脂汚れにもなじみやすいため、毛穴のケアに向いているからです。
方法は、ワセリンやベビーオイルを鼻に塗ってラップを乗せ、5~10分程度置くだけ。
ワセリンやベビーオイルを鼻に塗る際は、綿棒を使うと肌に浸透しやすくなりますよ。
ラップを外したらティッシュで優しく拭き取り、クレンジングで洗い流しましょう。
クレンジングを使って角栓ケア
クレンジングを使った角栓ケアも効果的です。
角栓ケアには、油汚れを落としやすいオイル系のものが向いています。
たとえば、クレンジングオイルやクレンジングバーム、オイル系のクレンジングジェルなどがおすすめですよ。
手順は以下の通りです。
- 蒸しタオルで肌を温め、残った水分を軽く拭き取る
- 毛穴の黒ずみや角栓が気になる部分にオイル系のクレンジングをのせる
- 指の腹でくるくると円を描くようにしてなじませまる
マッサージに使うクレンジングの量が少ないと摩擦で肌を傷めてしまうので、十分な量を使用するようにしてください。
コットンパックでたっぷり保湿
毛穴の黒ずみには、化粧水を使ったコットンパックもおすすめです。
角栓の撃退に一番大切なのは保湿だといえます。
もちろん、市販されているフェイスパックでもOKですよ。
やり方は、化粧水を含ませたコットンでパックするだけというシンプルなもの。
コスパが良いので、たっぷり使えるのがメリットです。
鼻だけでなく、頬やおでこなどの乾燥が気になる部位を一緒にパックしましょう。
重曹パックで詰まりを除去
ちょっと意外ですが、重曹を使ってパックするという方法もあります。
重曹にはタンパク質分解作用があるため、毛穴の汚れを取って鼻の黒ずみを解消する効果が期待できるのです。
重曹には色々な種類がありますが、口に入った時のことを考えて食用を利用すると良いでしょう。
やり方は「重曹大さじ1:水小さじ1~2」で混ぜて、顔に乗せて10分程度置くだけ。
後はぬるま湯で洗って化粧水や乳液で保湿します。
なお、重曹パックは刺激が強いため肌の弱い方には向きません。
また、やりすぎると肌に負担がかかるので、週に1~2回の頻度で肌の状態を見ながら行いましょう。
鼻の黒ずみを取る際の注意点
鼻の黒ずみを取る際は、以下の点に注意しましょう。
絶対に押し出さない
鼻の黒ずみをケアする際の注意点として絶対にやってはいけないのは、角栓を無理に押し出そうとすることです。
大きな力が加わると、毛穴がさらに開いてしまう場合があります。
また、毛穴が大きくなると皮脂や角質が溜まりやすくなるため、黒ずみが前より大きくなる可能性も。
毛穴の黒ずみケアは、保湿や温め効果で肌を柔らかくして優しくおこなうのが鉄則です。
力を加えて押し出すと逆効果なので注意しましょう。
肌をこすらない
鼻の黒ずみを取る際には、肌をこすらないことも大切です。
黒ずみが気になると、洗顔やクレンジングの際に無意識に肌をこすっている場合があります。
肌をこすると角質層に細かい傷がついてバリア機能が損なわれ、ターンオーバーに乱れが生じる原因に。
また、鼻の黒ずみだけでなく肌荒れやニキビを招くおそれもあります。
洗顔やクレンジングの際は肌をこすらずに、優しくなでるような感覚でおこないましょう。
はがすタイプの毛穴パックは使わない
肌に貼ってはがすタイプの毛穴パックは、おすすめではありません。
確かに毛穴に溜まっていた角栓はシートと一緒にとれますが、健康な角質や必要な皮脂まではがれてしまうからです。
肌にとって必要なものまではがれてしまうと、ターンオーバーが正常に働かなくなって乾燥や炎症、ニキビなどの原因になる可能性があります。
はがすタイプのパックは使用しないようにしましょう。
鼻の黒ずみを改善して毛穴レス肌に!
「鼻の黒ずみがどうしても取れない」とお悩みの方に向けて、黒ずみできる原因やおすすめのケア方法を紹介してきました。
鼻の黒ずみを解消するには、保湿が重要なポイントです。
今回紹介した方法は、いずれも自宅にあるもので簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
鼻の黒ずみを解消して、すっきり毛穴レス肌に変身しましょう!
監修者
薬学博士・杜 垚
東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。
- 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。
- スペースキーを押してから矢印キーを押して選択します。