【薬学博士監修】毛穴タイプ別におすすめのスキンケア方法を徹底紹介!
毛穴の悩みは人それぞれに異なります。黒ずみや角栓が気になる場合や、毛穴の開き・たるみをなんとかしたいと感じている人もいるのではないでしょうか。
今回は毛穴のタイプの特徴を詳しくまとめました。
毛穴タイプの見分け方やタイプに合わせたスキンケア方法も合わせてご紹介するので、自分の毛穴悩みと照らし合わせながらぜひチェックしてみてください。
目次
- 毛穴の悩みは主に4タイプ
- ① 開き毛穴の特徴
- ② 黒ずみ毛穴の特徴
- ③ 皮脂毛穴の特徴
- ④ たるみ毛穴の特徴
- 開き毛穴とたるみ毛穴の違いと見分け方とは
- 【タイプ別】毛穴悩みのスキンケア方法
- 開き毛穴におすすめのスキンケア方法
- 黒ずみ毛穴におすすめのスキンケア方法
- 皮脂毛穴におすすめのスキンケア方法
- たるみ毛穴におすすめのスキンケア方法
毛穴の悩みは主に4タイプ
毛穴のお悩みといっても、人によって異なります。顔のパーツによっても毛穴の悩みが違う場合もあるので、どうやってケアをすればいいのかお手入れ方法に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
まずは毛穴悩みのタイプの特徴について、詳しくチェックしてみましょう。自分の毛穴悩みはどれに当てはまるのか分からない人もぜひ確認してみてください。
① 開き毛穴の特徴
開き毛穴とは、毛穴が大きく開いたまま凹凸が目立っている状態のことです。本来であれば毛穴が大きく開いた後に閉じることで毛穴の凸凹が目立ちにくくなりますが、何らかの原因で開いたままになると毛穴が大きく目立ってしまいます。
皮脂分泌が活発になりやすいTゾーンや、皮膚が乾燥しやすい頬の毛穴に見られやすいのが特徴です。
毛穴の開きとともに肌がベタつく場合は、皮脂分泌が過剰になっている可能性があります。
一方で毛穴の開きと皮膚のカサつきが目立つ時は、肌のうるおいが足りずに皮膚のキメが乱れている場合もあるので肌の状態をよくチェックしてみましょう。
② 黒ずみ毛穴の特徴
毛穴が黒っぽく目立つ場合は毛穴に皮脂や古い角質・メイク汚れが詰まり、角栓となったものが酸化して黒っぽく見えるケースと、毛穴周りの皮膚が色素沈着して黒っぽく見えるケースがあります。
黒ずみ毛穴は、小鼻周りの毛穴に目立ちやすいタイプです。
毛穴を触るとザラついている時は角栓が酸化している場合が多く、なめらかで毛穴の周りが円のように薄茶色に黒ずんでいる時はメラニンの色素沈着が目立っている可能性があります。
顔の産毛剃りを頻繁にしている場合は剃った毛の先が広がり、徐々に伸びてくると毛穴が黒っぽく見えることもあるので見た目だけでなく、触った感覚や産毛の状態も一緒にチェックしてみましょう。
③ 皮脂毛穴の特徴
皮脂毛穴とは過剰な皮脂が毛穴に溜まり、古い角栓やメイク汚れと混ざり合って詰まった状態のことです。毛穴を埋めるようにポツポツと白っぽい汚れが目立つため、触ると肌がザラついていたり、毛穴が開いて見えたりします。
皮脂分泌が多いTゾーンや、頬・あご・フェイスラインに目立ちやすいタイプです。時間が経つと汚れが酸化して、毛穴が黄色っぽく見えることもあります。
活発な皮脂分泌だけでなく、ターンオーバーが遅れることで古い角質が溜まりやすくなったり、メイクの成分が十分に落とし切れていなかったりするのも皮脂毛穴の原因になりやすいので注意が必要です。
④ たるみ毛穴の特徴
たるみ毛穴は開いた毛穴が雫状にたるんで見える状態のことです。毛穴は開いただけだと円状の丸い形に見えますが、皮膚のハリが不足すると円を保てずに雫のような不規則な形になります。
肌が乾燥しやすい頬に目立ちやすいタイプで、加齢による肌のハリ不足でお悩みの人にも見られることも多いです。
年齢を重ねると皮膚のハリを保つコラーゲンやエラスチンを生成するパワーが減っていくため、開いた毛穴が閉じにくくなり、たるんで目立ちやすくなります。
潤いを保つ力が弱い乾燥肌の場合も、毛穴がたるんで見えやすいので加齢だけでなく、乾燥が目立つ時も要注意です。
開き毛穴とたるみ毛穴の違いと見分け方とは
開き毛穴とたるみ毛穴は特徴が似ているので、「毛穴のタイプがわからない」という人もいるのではないでしょうか。開き毛穴とたるみ毛穴には、このような違いがあります。
- 開き毛穴…皮脂が活発なTゾーンに目立ちやすく、毛穴が円状
- たるみ毛穴…乾燥が目立つ頬や鼻周りに多く、毛穴は雫状
開き毛穴は毛穴1つ1つが大きく目立ちますが、たるみ毛穴の状態が進むと毛穴同士が繋がって帯状になるケースもあります。
毛穴にお悩みの位置と、形をチェックしながら特徴を見比べてみましょう。
【タイプ別】毛穴悩みのスキンケア方法
毛穴のお悩みといっても、タイプによって適したスキンケア方法が異なります。タイプ別におすすめのスキンケア方法をまとめました。
普段のスキンケア方法を見直しながら、毎日のお手入れにプラスしてみてください。
開き毛穴におすすめのスキンケア方法
皮脂分泌が活発になりやすい部分に目立つ開き毛穴は、皮膚を引き締める収れん化粧水や美容液を使って、肌のコンディションを整えましょう。
乾燥から肌を守ろうと皮脂分泌が活発になり、開き毛穴が目立つケースもあります。毛穴の開きと乾燥の両方が気になる場合は、整肌成分の他に保水力に優れたヒアルロン酸・セラミド類・コラーゲンなどの保湿成分も一緒に配合されたものを選んでみましょう。
肌の潤いと油分のバランスが整って、毛穴の開きが徐々に目立ちにくくなります。
化粧水や美容液でたっぷりと潤いを与えた後は、仕上げに乳液や保湿クリームで与えた潤いが蒸発しないように保湿して整えることも大切です。
黒ずみ毛穴におすすめのスキンケア方法
毛穴の角栓が酸化したことによる黒ずみには、角栓ケアがおすすめです。角栓はタンパクが主成分のため、タンパクを分解する力に優れている酵素や、毛穴に詰まった汚れを浮かせて落ちやすくするスクラブ入りの洗顔料でお手入れを行いましょう。
しかし角栓ケアは頻繁に行うと肌に負担がかかるため、週に1~2回を目安に行うのがポイントです。
メラニンタイプの黒ずみには、メラニンの生成を抑制しシミを予防する有効成分を配合した化粧品で肌をクリアに整えていきましょう。有効成分には、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸・アルブチンなどがあります。
黒ずみを悪化させないためにもUVケアは忘れずに、小まめに日焼け止めや日傘などで紫外線対策をすることもポイントです。
皮脂毛穴におすすめのスキンケア方法
皮脂が過剰に分泌されて毛穴に詰まり、ポツポツとした毛穴が目立ちやすくなる皮脂毛穴は、先ほどご紹介した角栓ケアと保湿力に優れた化粧品でのお手入れがおすすめです。
過剰な皮脂分泌は皮膚の乾燥が進むことでも起こりやすいので、保湿ケアで肌の潤いと油分のバランスを整えていきましょう。
合わせて週に1~2回の頻度で酵素洗顔や、スクラブ入り洗顔料で肌をやわらかくし、ターンオーバーを整えて古い角質や角栓が落ちやすい状態に導きます。
無理やり角栓や毛穴に詰まった汚れを押し出そうとすると、肌刺激になり黒ずみが目立ってしまう場合があるので、少しずつ肌の状態を整えながら皮脂が毛穴に詰まりにくい状態を目指していくのがポイントです。
たるみ毛穴におすすめのスキンケア方法
加齢や肌の乾燥が進んだ状態で起こりやすいたるみ毛穴は、肌のバリア機能を整えて保湿力を底上げして潤いを保ちましょう。特にエイジングケア向きの化粧品は保湿力も高く、加齢とともに乾燥やハリ不足が目立ち始めた肌のお手入れにおすすめです。
さらに加齢が進むと肌のターンオーバーも遅れがちになるので、古い角質を溜めないように適度な頻度での角質ケアも行っていきましょう。
レチノールは肌をやわらかくしターンオーバーを整える成分として、エイジングケアにもおすすめの成分です。配合量が多いと肌刺激になりやすいので、肌の様子を見ながら少しずつスキンケアにとりいれてみてはいかがでしょうか。
タイプにあった毛穴ケアでツルすべ肌を目指そう
毛穴の肌悩みを抱えている人は多いです。しかし毛穴トラブルといっても、タイプによって特徴が異なるので悩んでいる毛穴タイプをよくチェックしておくことが大切です。
開き毛穴とたるみ毛穴が見極めにくい時や、お手入れ方法に迷った時は、今回ご紹介したケア方法を参考にしながら、日々のスキンケアを見直してみてはいかがでしょうか。
監修者
薬学博士・杜 垚
東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。
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