【薬学博士監修】首のニキビの原因は?対策&予防方法で美肌をキープしよう
気がつくと首のニキビが気になることはありませんか?人によっては、フェイスラインから首までの広範囲のニキビにお悩みの人もいるかもしれません。
今回は、首ニキビの原因からニキビができてしまった時の注意点をご紹介します。顔周り以外のニキビにお悩みの人や予防方法が知りたい人もぜひ参考にしながら、キレイな肌を保っていきましょう。
目次
- 首にニキビができる原因
- 毛穴の詰まり
- 過剰な皮脂分泌
- 髪の毛や衣類・アクセサリーなどの肌刺激
- ターンオーバーの遅れ
- 首ニキビが目立つ時の注意点
- 首周りにゆとりのある服を選ぶ
- 無理やり潰そうとしない
- 首ニキビの予防方法
- 汚れをしっかりと洗い流す
- 保湿ケアをする
- 良質な睡眠をとる
首にニキビができる原因
首にニキビができてしまう原因は主に4つあります。ニキビができにくい状態に整えるためにも、まずは思い当たる原因がないかチェックしてみましょう。
毛穴の詰まり
首は顔よりも皮脂線は少ないですが、毛穴や皮脂腺は存在しますので、汗をかきにくい部分よりも毛穴に皮脂や汚れが詰まりやすく、ニキビができやすいです。皮膚に汚れや皮脂が溜まると、ニキビの元となるアクネ菌が好む肌環境になりやすいため注意が必要です。
過剰な皮脂分泌
ホルモンバランスの乱れから皮脂分泌が活発になると、フェイスラインに近い首の上部にニキビが目立つ場合があります。乾燥から肌のうるおいを守ろうとして、皮脂分泌が過剰になるケースもあります。
生理前になるとホルモンバランスの乱れから皮脂分泌が活発になり、顎周りや首にニキビが目立つこともあるので注意しましょう。
男性の場合は頻繁な髭剃りを繰り返していると、フェイスラインから首にかけて皮膚が乾燥し、首にニキビが目立つケースがあります。髭剃り後の保湿ケアや髭剃りの頻度を見直してみるのがポイントです。
髪の毛や衣類・アクセサリーなどの肌刺激
首全体やデコルテに近い首の下部分にニキビが目立つ時は、首に当たる髪の毛や衣類・アクセサリーで肌が刺激されニキビができる原因になっている可能性があります。
特に刺激に敏感になりやすい肌質の人や、汗をかきやすい夏場は、肌刺激を感じることが多いので注意が必要です。
お風呂上がりに体を拭く時も、タオルでゴシゴシと皮膚を強めに擦ると刺激を受けやすいので、首にニキビがある時はポンポンと軽くタオルを押し当てるように柔らかいタッチで水分を拭き取ると良いでしょう。
ターンオーバーの遅れ
年齢を重ねると、皮膚が生まれ変わる「ターンオーバー」の周期が遅れがちになります。
皮膚は角質が何層にも重なり合い、古い角質から徐々に剥がれ落ちることで新しい肌へと生まれ変わりますが、加齢や新陳代謝の乱れから古い角質が剥がれ落ちにくくなると、古い角質が皮膚の汚れと混ざって、毛穴に詰まってしまうことがあります。
皮膚に溜まった古い角質は、ニキビの元となるアクネ菌が好むエサになりやすいので注意しましょう。デコルテや首周りの皮膚がざらつく場合は、定期的な角質ケアで肌をなめらかな状態に整えるのがおすすめです。
首ニキビが目立つ時の注意点
首にニキビができてしまって目立つ時は、どのような対策をすると良いでしょうか。悪化させたくないときに意識しておきたい、首ニキビの対策方法をご紹介します。
首周りにゆとりのある服を選ぶ
首周りは顔と同じく露出しやすいパーツですが、冬場は寒さ対策で首周りを覆うタートルネックやマフラーなどを身につける機会が多くなります。
皮膚を刺激しないように首周りを締め付けないゆとりのある服や、柔らかい素材のマフラーなどを選ぶと良いでしょう。
特にニキビが目立つ時は普段よりも周囲の皮膚が刺激に敏感になっていて、肌に赤みやかゆみが起こる可能性があります。
汗をかきやすい夏場は通気性のあるコットンやなめらかな質感のシルク素材のタオルや、ハンカチで汗をポンポンと吸い取るように肌を押さえるのがおすすめです。
無理やり潰そうとしない
ニキビは無理やり潰そうとすると悪化したり、潰した部分の皮膚が凸凹のクレーター状に目立ったりすることがあります。首周りは露出しやすい部分なので、ニキビ跡がくっきりと目立ちやすく気になる人も多いので注意しましょう。
首のニキビが気になる時も無理やり潰したり、頻繁に触ったりするのは控えて、過剰な皮脂や汚れが皮膚に溜まらないように清潔な状態を心がけてみてください。
首ニキビの予防方法
首にニキビができにくいような状態に整えるには、どんな予防方法をとると良いでしょうか。なめらかで美しい肌をキープするためにおすすめしたい、首ニキビの予防方法をご紹介します。
汚れをしっかりと洗い流す
首周りは細かいシワが寄りやすいので、汚れや古い角質が溜まりやすい部分です。しっかりと洗浄料を泡立てて、泡で汚れを浮かせるようになじませながら軽いタッチで汚れを洗い落とすのがポイント。
シャンプーやクレンジングの成分が首周りの皮膚に残っていると肌刺激になりやすいので、体を洗うタイミングはクレンジングやシャンプーの後に行うのがおすすめです。特にうなじや首の後ろ側は自分から見えにくいので、シャワーで丁寧に洗い流しましょう。
皮膚のゴワつきやザラつきが目立つ時は、粒子の細かいボディスクラブを使う角質ケアをとりいれて古い角質が溜まりにくい状態に整えてみましょう。角質ケアは肌刺激になりやすいので、週に1~2回を目安に行うのがおすすめです。
保湿ケアをする
顔はしっかりとスキンケアをしても、首やデコルテ周りまでは意識したことがない人も多いのではないでしょうか。ニキビの原因となる過剰な皮脂分泌は、肌が乾燥することでも起こりやすくなります。
顔のスキンケアと合わせて、首・デコルテまで保湿ケアを行うのがおすすめです。特にお風呂上がりは肌の水分が蒸発しやすく、肌のうるおいがとても乾燥しやすい状態になっています。
お風呂上がりは顔のスキンケアの延長で、首・デコルテにも化粧水・乳液をつけてうるおいを保つようにしましょう。
保湿ケアで首周りがベタつくのが苦手な場合は、水分の配合量が多い保湿ジェルやオイルフリーのさっぱりとしたスキンケアアイテムを選ぶのもおすすめです。
良質な睡眠をとる
睡眠中は脳から成長ホルモンの分泌が活発になり、肌の状態が整いやすくなります。つい夜更かししてしまうのが習慣になっている人は、少しでも早く就寝できるように心がけてみましょう。
就寝予定の30分前にはスマホやパソコンを触らないようにしたり、室内灯をやわらかい光のものに変えたりと眠りに入りやすい環境作りをするのもおすすめです。
さらに寝具を肌触りの良いものに変えたり、自分がリラックスできるアロマを部屋に香らせたりすると、成長ホルモンの分泌が活発になりやすい質の良い睡眠を得ることができるでしょう。
予防ケア&対処方法で首にニキビが目立たない肌を目指そう
首にニキビが目立つと、気になってつい触ってしまう人も多いです。しかしニキビが目立つ部分を触ったり無理やり潰そうとしたりするのは、悪化やニキビ跡が目立ちやすくなるので避けた方が良いでしょう。
今回ご紹介した対処方法やニキビの予防ケアを参考にしながら、首にニキビができにくいキレイなネックラインを目指してみませんか。
監修者
薬学博士・杜 垚
東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。
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