【薬学博士監修】洗顔に適しているのは冷水?温水?冷水洗顔のメリット&デメリットとは

 

洗顔はあえて冷水で行う美容法もいれば、温水で汚れをすっきりと洗い流した方がいい場合もあります。どちらが洗顔を行うのが適しているのか、悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。


今回は洗顔に適しているのは冷水なのか、温水なのかをまとめました。

冷水洗顔のメリット&デメリットや、詳しいやり方についてもご紹介しているので、冷水洗顔に挑戦してみたい人や、洗顔方法を見直ししたい時にも参考にしてみてください。

 

 

目次

  • 冷水洗顔のメリット
    • 肌にかかる負担が少ない
    • 一時的に肌を引き締められる
    • 気分をリフレッシュできる
  • 冷水洗顔の3つのやり方
    • 1. 冷水と通常の洗顔を組み合わせる
    • 2. 冷水と温水を交互に使う
    • 3. 朝の洗顔を冷水だけでする
  • 冷水洗顔の注意点
    • 皮脂汚れが目立つ時は通常の洗顔と組み合わせる
    • 肌に合ったやり方で行う

 

洗顔に適しているのは冷水?それとも温水?

洗顔に適しているのは冷水?それとも温水?


洗顔は冷水で行う方法もいれば、温水をおすすめしている方法もあります。「どちらの方が肌に良いのか」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。


冷水洗顔と温水洗顔は、目的に合わせたやり方ができていればどちらでもOKです。


一般的には洗顔は1日2回を目安に行うのが理想です。朝の洗顔では寝ている間についた埃や汚れ・余分な皮脂などを洗い流し、夜の洗顔ではクレンジングで落とし切れなかった汚れや肌に残ったメイクの成分などを洗い落とす目的があります。


朝の洗顔と夜の洗顔の目的に合わせて、冷水もしくは温水での洗顔を使い分けてみましょう。

 


洗顔料を使わないなら冷水でもOK

洗顔料を使わないなら冷水でもOK


冷水での洗顔を行う場合は、洗顔料は使わずに皮膚を冷水のみで濯ぐのがポイントです。ぬるま湯よりも肌が冷たいと感じる程度の水で、丁寧に肌を濯ぎましょう。

冷水洗顔を行う場合は洗顔料を使わずに、冷水のみで肌を濯ぐことが大切です。


洗顔料を使う場合は、ぬるま湯で肌を濯ぐのが理想的です。冷水だと洗顔料で浮かせた汚れや洗浄成分が濯ぎ切れずに皮膚に残ってしまう可能性があります。

クレンジングの後で夜の洗顔を行う場合は、ぬるま湯で洗顔をした方が良いでしょう。


温水の場合はぬるま湯で洗顔料を洗い流そう

温水の場合はぬるま湯で洗顔料を洗い流そう


温水洗顔の場合は、肌に当てた時に「ぬるい」と感じる32~35のぬるま湯を使うのがおすすめです。入浴やシャワーに使う40前後の熱めのお湯を使うと、保湿に必要な皮脂まで洗顔時に洗い流されてしまう可能性があります。


洗顔料を濯ぐ時もぬるま湯を使えば、肌のうるおいを守りながら汚れや洗浄成分を洗い流しやすくなります。

温水洗顔後に皮膚のツッパリ感が目立つ時は、お湯の温度をチェックしながらぬるま湯を意識してみると良いでしょう。

 

冷水洗顔のメリット

冷水洗顔のメリット


温水洗顔は毛穴汚れや洗顔料を洗い流しやすくするというメリットがありますが、冷水洗顔にはどのようなメリットがあるのでしょうか。


肌にかかる負担が少ない

肌にかかる負担が少ない


冷水洗顔はお湯や洗顔料を使わないので、保湿に必要な皮脂まで洗い落としにくいという特徴があります。皮膚のカサつきが目立つ時や、メイク前に肌のうるおいを長く保ちたい時にもおすすめです。


特に年齢を重ねると皮脂の分泌量が減少し、肌の乾燥が目立ちやすくなります。若い頃よりも肌の乾燥が気になる人や、保湿しても皮膚のカサつきが目立つ時に取り入れてみると良いでしょう。


一時的に肌を引き締められる

一時的に肌を引き締められる


冷水洗顔は皮膚と水の温度差で、一時的に肌を引き締めることができます。冷水を使用することで肌の毛細血管が収縮し、肌を引き締めてキメの整った毛穴が目立ちにくい肌に導きます。


しかし洗顔後の肌が室温に戻ると、冷水で引き締まった肌が徐々に元の状態へ戻ってしまいます。洗顔後に肌を引き締める整肌成分が配合されたスキンケアアイテムと使用すると、キメの整った美肌を長くキープできます。

冷水洗顔で肌が引き締まるのは、あくまでも一時的なものと意識しておくと良いでしょう。


気分をリフレッシュできる

気分をリフレッシュできる


冷水で洗顔することで一時的に皮膚の表面が冷えて、気分をリフレッシュさせることができます。

特に暑さが厳しい夏は洗顔をしたのに、すぐ汗をかいて肌のベタつきが目立つ場合もあります。メイク前に肌を整えたい時や、肌をクールダウンさせたい時にもぴったりです。


冷水洗顔のデメリット

冷水洗顔のデメリット


メリットがある冷水洗顔ですが、良い面もあればデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。

 

冷水だと皮脂や油溶性の汚れが落ちにくい

冷水だと皮脂や油溶性の汚れが落ちにくい



冷水は油汚れや洗浄成分を洗い流すのには、あまり適していません。

特に油分の多いメイクを浮かせて落ちやすくするクレンジングや、洗顔料で冷水洗顔を行うと、皮膚に洗浄成分が残ってしまう可能性があります。


夜の洗顔ではメイク落とし時に洗い流せなかった汚れを洗顔料で浮かせて、ぬるま湯の温水洗顔で濯ぐのがおすすめです。


冷え性の人にはあまり向いていない

冷え性の人にはあまり向いていない


冷水洗顔を行うと、皮膚が一時的に冷やされます。冷え性でお悩みの人や、寒さが厳しい冬場は肌が冷えて寒く感じる場合があるので注意が必要です。


どうしても冷水洗顔を試してみたい時は、通常の温水洗顔の後にサッと冷水で肌を濯いで様子を見てみると良いでしょう。


▶︎朝の洗顔について詳しく知りたい方はこちら

 


冷水洗顔の3つのやり方

冷水洗顔の3つのやり方


冷水洗顔を効果的にとりいれるには、自分に適したやり方を見つけることが大切です。冷水で長時間肌を濯ぐのは苦手という人も、サッと短時間で冷水洗顔を行う方法もあるのでぜひ参考にしてみてください。


1. 冷水と通常の洗顔を組み合わせる

1. 冷水と通常の洗顔を組み合わせる


初めて冷水洗顔をする時に比較的とりいれやすいのが、洗顔料を使ってぬるま湯で洗顔をした後、冷水洗顔で肌を引き締める方法です。


ぬるま湯の洗顔の後に冷水で顔を濯ぐだけなので、朝・晩の洗顔時に簡単にとりいれやすいでしょう。顔全体を冷水で5~10回程濯いで、一時的に肌を引き締めます。


2. 冷水と温水を交互に使う

2. 冷水と温水を交互に使う


冷水とぬるま湯を交互に顔全体に当てて、顔の毛細血管の血流を一時的に良くする方法もあります。洗顔の最後だけに冷水で濯ぐ方法よりも水温調節の手間がかかりますが、冷水だけで洗顔するのが苦手な人にも向いています。


湯船で温かい蒸気を浴びながら冷水で顔を濯ぐと、温水と冷水で交互に肌を濯いだような状態に近くなるため、入浴中にも手軽にとりいれやすい冷水洗顔です。


3. 朝の洗顔を冷水だけでする

3. 朝の洗顔を冷水だけでする


 

おすすめの冷水だけで洗顔するタイミングは朝です。


夜の洗顔には洗顔料が必要になる場合が多いです。昼間はメイクをしていたり、日焼け止めを塗っていたりするので、夜の洗顔を冷水だけにしてしまうと、メイクや皮脂の汚れ、クレンジングの洗浄成分の残留などを落とすことができず、肌トラブルを引き起こしてしまいます。


朝は夜に比べて皮脂や毛穴汚れも少ないので、冷水だけの洗顔に適したタイミングです。忙しい朝の時短も叶うのでおすすめです。



冷水洗顔の注意点

冷水洗顔の注意点


特別な道具を揃える必要のないので手軽に始められる冷水洗顔ですが、注意しておきたいポイントがあります。洗顔の目的や、肌の状態をチェックしながら事前に注意点もよく確認しておきましょう。

 

皮脂汚れが目立つ時は通常の洗顔と組み合わせる

皮脂汚れが目立つ時は通常の洗顔と組み合わせる


冷水は油分の多い汚れや、メイク・皮脂などを洗い流すのに適していません。皮膚に汚れやメイクの成分が残ってしまう可能性があります。


夜の洗顔に冷水洗顔をとりいれる場合は、クレンジングと洗顔をぬるま湯でメイクや皮脂汚れを洗い流してから、仕上げに冷水洗顔をとりいれるのがおすすめです。


肌に合ったやり方で行う

肌に合ったやり方で行う


冷水洗顔は肌の毛細血管を収縮させやすいので、血行が良くなり肌に赤みが目立つ場合があります。

特に刺激に敏感になりやすい人や、肌のコンディションが整っていない時は冷水洗顔が皮膚刺激になり、肌に赤みが強く目立つケースもあるので注意しましょう。


また念入りに冷水洗顔を行うことで、洗顔にかかる時間が普段よりも長くなることもあります。皮膚が刺激に敏感になっていると肌に負担がかかる場合もあるので、短時間で切り上げるように意識してみてください。


自分に合う冷水洗顔を取り入れてみよう

冷水洗顔は一時的に肌を引き締めたり、気分をリフレッシュしたりできる肌負担の少ない洗顔方法です。

「皮脂汚れが落ちない」「洗顔料が皮膚に残りやすい」というデメリットがありますが、目的に合わせて適したやり方でとりいれれば手軽に毎日行うことができます。

自分と相性の良い冷水洗顔のやり方で、毎日の洗顔にとりいれてみてはいかがでしょうか。


監修者:東京大学 薬学博士 杜 垚

監修者

薬学博士・杜 垚

東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。

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