【薬学博士監修】洗顔しない方が肌を綺麗に保てる?その理由とメリット・デメリットを徹底紹介

 「洗顔料を使うと肌荒れが目立つような気がする」、「お湯だけで洗顔すると肌が落ち着く」という経験はありませんか?

洗顔というと毎日洗顔料を使ってしっかりと肌の汚れを洗い流すイメージがありますが、必ず毎日行う必要はあるのでしょうか。


今回は洗顔をしない方が肌を綺麗に保てるのか、詳しくまとめました。洗顔しないメリットやデメリットもご紹介しているので、洗顔で肌荒れが気になるという人もぜひ参考にしてみてください。

 

目次

  • 洗顔しないメリットとデメリット
    • 洗い過ぎによる肌刺激を軽減する
    • 皮膚が乾燥しにくくなる
    • スキンケアにかかる時間を短縮できる
    • 毛穴に汚れが溜まりやすいデメリットも
    • 皮脂汚れが落ちにくくなる
    • ニキビができる可能性がある

 


洗顔しない方が肌が綺麗になる?ならない?

洗顔しない方が肌が綺麗になる?ならない?


肌荒れが気になって洗顔を避けてしまう人もいますが、洗顔をしない方が本当に肌を綺麗に保てるのでしょうか。


洗顔には肌に付着する埃や空気中の汚れを洗い流すだけでなく、皮膚の古い角質や余分な皮脂・クレンジング後に残った成分をすっきりと洗い落とすという目的があります。

洗顔しないと皮膚に汚れや古い角質が溜まりやすくなってしまい、肌がゴワついたり、肌荒れを招いたりする原因に繋がる場合があります。


ここでいう「洗顔しない」とは、洗顔料を使わずに肌の状態にあわせながら汚れや皮脂などの汚れを他の方法で落とすということ。つまり、洗顔料を使った洗顔をしないことがポイントです。


普通肌は洗顔した方が肌を綺麗に保てる

普通肌は洗顔した方が肌を綺麗に保てる


普通肌の場合は洗顔をした方が皮膚を清潔に保ちやすくなるので、綺麗な肌を長くキープすることができます。


特に古い角質や皮脂が皮膚や毛穴に溜まると、ニキビの原因になる場合があります。お湯だけの洗顔では皮脂や古い角質はすっきりと洗い流しにくいので、ニキビが気になる時は洗顔料を使用して洗顔を行うのがおすすめです。


さらにクレンジング後に洗顔をせずにスキンケアを行うと、皮膚に残ったクレンジングの成分が肌に付着し肌荒れの原因となる場合があります。

ダブル洗顔不要なタイプのクレンジング料以外はクレンジング後に洗顔を行い、皮膚に残った成分をすっきりと洗い流してから保湿ケアを行いましょう。

 

乾燥肌や敏感肌の場合は洗顔しない方がいい場合も

乾燥肌や敏感肌の場合は洗顔しない方がいい場合も


洗顔料を使って洗顔した方が肌を綺麗に保てるケースもあれば、肌質や肌の状態によっては洗顔した方が肌荒れが目立ってしまう場合もあります。


特に肌のうるおいを維持するのが苦手な乾燥肌や、肌刺激に敏感になりやすいデリケートな肌の場合は注意が必要です。

洗顔を頻繁に行うと保湿に必要な皮脂まで一緒に洗い流されてしまい、肌のうるおいが保ちにくく、肌荒れが目立ってしまうことがあります。


朝の洗顔は洗顔料を使わずにぬるま湯または冷水お湯のみで軽く汚れを洗い流したり、顔全体の洗顔は避けてベタつきやすいおでこやあご周りだけ洗顔したりすると良いでしょう。


必ずしも洗顔をした方がいいわけではないので、肌質や肌の状態に合わせて洗顔料を使った洗顔を適度に行うことが大切です。


▶︎冷水洗顔について詳しく知りたい方はこちら
▶︎朝の洗顔について詳しく知りたい方はこちら


洗顔しないメリットとデメリット

洗顔しないメリットとデメリット


洗顔をしない方が肌が綺麗だと感じるのはなぜでしょうか。洗顔をしないメリットをみていきましょう。

 

洗い過ぎによる肌刺激を軽減する

洗い過ぎによる肌刺激を軽減する


洗顔料には洗浄成分が配合されていて、古い角質や皮脂・皮膚に残ったメイク汚れを浮かせて洗いやすくしてくれます。

しかし洗浄力が高い成分の場合、頻繁に使用すると肌刺激となって肌荒れが目立つ原因となることがあります。


さらに洗顔では皮膚についた汚れをすっきりとさせるため、ゴシゴシと肌を擦っていませんか。肌に洗顔料をなじませる時に、必要以上に皮膚が擦れると肌が刺激されて荒れてしまう場合があります。

洗顔をしないと上記のような肌刺激が起こりにくいため、洗い過ぎによる肌の乾燥やカサつきを軽減することができます。

皮膚が乾燥しにくくなる

皮膚が乾燥しにくくなる


洗顔は汚れなどをすっきりと洗い流してくれますが、肌の保湿に必要な皮脂まで一緒に洗い流してしまう場合があります。

保湿ケアを十分にしていても肌が乾燥しやすいという時は、洗顔による洗い過ぎが原因の可能性もあるので注意が必要です。


洗顔をしないと肌の保湿に必要な成分を保ちやすくなるので、洗顔後の乾燥が気になる時は洗顔なしで肌を休ませるのも1つの手段です。

 

スキンケアにかかる時間を短縮できる

スキンケアにかかる時間を短縮できる


洗顔というと洗顔料を泡立てたり、よく肌を濯いだりと手間がかかります。洗顔をしないと忙しい時間帯のスキンケアの時短にも繋がります。


特に朝の準備で慌てている時や、疲れてどうしてもスキンケアが面倒な時は、スキンケアにかかる時間を短縮して時間を有効的に使うことができるでしょう。

夜に洗顔を行わない場合は、クレンジング後の洗顔を省けるダブル洗顔が不要のクレンジング料を選んでみると良いでしょう。


毛穴に汚れが溜まりやすいデメリットも

毛穴に汚れが溜まりやすいデメリットも


洗顔を行わないと肌に汚れや皮脂・古い角質が溜まり、毛穴に詰まりやすくなります。毛穴に汚れが詰まってしまうと、時間が経って角栓となり毛穴の黒ずみや、開き毛穴の原因となることもあるので注意が必要です。


肌荒れや皮膚の乾燥が気になる時は夜だけ洗顔を行ったり、皮脂が溜まりやすい部分や気になる部分だけ洗顔料を使って洗顔を行ったりするのがポイントです。

肌の状態や肌質に合わせて、洗顔の頻度ややり方を工夫してみましょう。


皮脂汚れが落ちにくくなる

皮脂汚れが落ちにくくなる


洗顔をしないと余分な皮脂が皮膚に溜まり、空気中の汚れや古い角質と混ざり合い、肌に汚れが溜まりやすくなります。

特に皮脂分泌が活発な脂性肌や、部分によって皮脂分泌が活発になりやすい混合肌は皮膚に皮脂汚れが溜まりやすいので注意が必要です。


さらに洗顔をしないことで余分な皮脂が皮膚に残っていると、ベースメイクが崩れやすくなったり、肌がテカっているように見えたりとせっかく仕上げたメイクが綺麗に維持しにくくなります。


皮脂汚れが溜まると1回の洗顔ではすっきりと洗い流しにくくなるので、定期的に洗顔料を使って肌を清潔に保つのがおすすめです。


ニキビができる可能性がある

ニキビができる可能性がある


皮膚に古い角質や余分な皮脂が溜まると、ニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすい状態になります。ニキビが気になる時はなるべく朝・晩に洗顔料を使って洗顔をし、肌を清潔に保つのがポイントです。


洗い過ぎが気になる時は、洗浄力がマイルドで肌に負担のかかりにくい洗顔料を選んでみましょう。無添加処方のタイプや、洗浄力が強すぎない植物由来の成分が配合されているかどうかパッケージをチェックしてみてください。


スキンケアで洗顔しない時の注意点

スキンケアで洗顔しない時の注意点


今度は、洗顔なしでスキンケアをする時の注意点についてご紹介します。肌のベタつきが心配な場合や、クレンジング後の洗顔に悩んだ時にもチェックしながら肌のお手入れを行ってみてください。


洗顔なしでも保湿は行う

洗顔なしでも保湿は行う


洗顔料を使わない洗顔や洗顔を省いた時でも、肌の保湿はしっかりと行いましょう。

特にお湯だけで洗顔した場合は、水分が乾く時に肌のうるおいも一緒に蒸発しやすいため、時間を置かずにすぐに保湿ケアをするのがポイントです。


洗顔自体を行わない場合も、時間が経つにつれて肌のうるおいが少しずつ蒸発しカサつきやすい状態になります。皮膚の汚れが気になる時は、拭き取り化粧水をコットンに含ませてサッと肌を軽く拭いてから保湿ケアを行うと良いでしょう。


▶︎お湯だけの洗顔について詳しく知りたい方はこちら

 

肌がベタつく時は洗顔料で洗う

肌がベタつく時は洗顔料で洗う


肌のベタつきが気になる時は洗顔料を使い、肌の汚れをしっかりと洗い流した方が良いです。

洗顔をしないまま過ごしていると、溜まった皮脂に埃や古い角質などが溜まって、より肌がベタつきやすくなります。


洗顔料には古い角質や皮脂汚れを浮かせて洗い流しやすくする洗浄成分が含まれているため、肌のベタつきをさっぱりとさせて整えてくれます。

肌の状態をよくチェックしながら洗顔なしでスキンケアをするのか、洗顔料を使って洗顔を行うのか確認していきましょう。


洗顔もできるW洗顔不要の泡クレンジング

洗顔なしでのスキンケアも可能ですが、「やっぱり洗顔ですっきりしたい!」「でも肌にやさしく洗いたい」という方におすすめの洗顔もできるクレンジングを紹介します。


RIMEDO ミクロ ムース ウォーター

洗顔もできるW洗顔不要の泡クレンジング〜RIMEDO ミクロムースウォーター

RIMEDOのミクロムースウォーターは、ワンプッシュで弱酸性なシルキー泡をつくることができるので、肌を傷つけずに洗うことができます。カジュアルメイクも落とせますので疲れた夜も忙しい朝もこれ一本で完結。

また、肌にやさしい天然由来の洗浄成分や無添加成分を使用し、温泉水配合でパックもできます。そのため、敏感になった肌にも負担をかけずにやさしく洗うことができます。



肌に合う洗顔方法で綺麗な肌を長くキープしよう

朝と晩の1日2回の頻度で、毎日洗顔を行っている人も多いのではないでしょうか。

しかし頻繁な洗顔は肌質や肌の状態によって、肌荒れや乾燥の原因になる場合があります。肌の状態をよくチェックしながら洗顔料を使わずに洗顔をしたり、洗顔なしでのスキンケアを行ったりしてみましょう。


監修者:東京大学 薬学博士 杜 垚

監修者

薬学博士・杜 垚

東京大学農学部を首席の成績で卒業、同年東京大学農学部長賞を受賞。
東京大学大学院薬学系研究科で分子薬学博士号を取得。
大手化粧品会社にてスキンケア、ヘアケア、クレンジングの研究開発や成分配合に長年従事。
2020年株式会社Merry Plusを設立、代表取締役に就任。

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